2007年 08月 19日
南寺。
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直島 家プロジェクト

「南寺」 安藤忠雄
「Backside of the Moon」 James Turrell


白飛びする程の日差しの中から一転して暗闇。
木の薫りを感じながら、暗闇に身を委ねる。
目を開いているのか、閉じているのかも定かでない程の暗闇。
前方に一点、何かが浮かび上がっている。

見つめるうちに、四角い窓が開く。
突然に、そして忽然と現れる。音も無く、何の予告も無く。

浮遊感。

その窓に向かって歩き出す影。
陽炎のようにゆらゆらと白い窓に向かって歩いてる。
私も歩いた。窓に向かって。

そして窓。
多分この窓から外へと身を乗り出したら、
青白い光の中に浮かんでしまうんじゃないかって、そう思った。



追記。
南寺の「Backside of the Moon」を感じた翌日に、
地中美術館のJ・Turrellの「窓」三部作を見た。
三つの窓に共通するのが”浮遊感”

二つ目の窓「Open Field」を見た瞬間に思い浮かべたのが、この南寺の窓。
きっと対になった作品なんだろうなって、そんなことを思いながら、
この地中美術館の”窓”に足を踏み入れた。

by mercy-mercy-me | 2007-08-19 21:08 |


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